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【2025/05/14 18:28 】 |
どーしようかなぁ?
先日何気なくネットで色々検索していたら
偶然バルトークの「中心軸システム」に言及する
ブログを見つけたのだが
記事を読んだ限りでは
裏ドミナント・コード向けコード・スケールとして
ミクソリディアンを使うのは乱暴だ
もっと穏当な処理がある、という話で
その処理が中心軸システムとどう関わるのか?
よく分からなかった
そこで、こちらを読むことも考えたのだが



ネットで調べてみると先に読むべき本として
こちらが掲げられていた



さすがに値段が高いため図書館で借りてみた
すると、シェーンベルク独自用語として「調域」が紹介されていた
オイラが理解する限りでは……
「基調」って言葉がまず出てくるのだが
「基調講演」でもあるまいし、むしろ「主調」のことなのだと思うが
転調したわけではないにしても、コードを借用する場合
借用先となり得るスケールの一つ一つを「調域」と言うようだ
ただ、当然近親調に限定されるものではなく
主調がメジャー・スケールだと調域は42あり
主調がマイナー・スケールだと15もあるというのだから
結構驚き
なにしろ、一般的な近親調であれば
ドミナント、サブドミナントの各スケール
主調込みでこれで3つだな
その平行調で3つ加わって6つ
その同主調で6つ加わって12……このくらいじゃなかろうか?

おいらは趣味で作編曲もしていたのだが
理論そっちのけで作るものだから自分で作っておいて
「このコード、どうやったら説明できるんだろう??」
なんて戸惑うことがしょっちゅう
シェーンベルクの調域まで拡大解釈できるなら
オイラが使いたいコードなんていくらでも借用できそうだ

ちなみに、訳した人によると
メジャーの主調向け42の調域全部をいきなり使うことは
まずないだろうから、ということで18示されているのだが……
主調がC maj.の場合、内訳を一覧表にするとこうなる

 

bⅡ

bⅢ

bⅤ

bⅥ

bⅦ

主調

C

 

D

 

E

F

 

G

 

A

 

B

平行短調

C

 

D

bE

 

F

 

G

bA

 

bB

 

maj.

×

×

min.

×

×

×


○の付いた音をトニックとする調は調域なので
bⅡだと、メジャーは調域だけど、マイナーは違う
ということで見方は分かるかな??

同様に主調がマイナーの場合も A min.で一覧にすると
こうなる

 

bⅡ

bⅢ

bⅤ

bⅥ

bⅦ

主調

A

 

B

C

 

D

 

E

F

 

G

 

平行長調

A

 

B

 

C#

D

 

E

 

F#

 

G#

min.

×

×

×

×

maj.

×

×

×

×


ただ、どうしてこのような形で調域をまとめられるのか
理屈の説明がなくて、どうもその詳細は
シェーンベルクの書いた別な本を読まなければならないらしい



絶版で買うなら中古、か
ならやっぱり図書館で借りよう、と思ったら
蔵書にない
うーむむむ……

ただ、『作曲技法』を読み始めて率直に思ったのは
和名の音名がうざったいこと
ポピュラーでの英語音名に馴染んでいるだけに
頭の中でいちいち変換して読まないと
中身が理解出来ないのだな

で、考えているのは
『和声法』を原著で読んじまおうか?? というもの



さーて、どーしよう??

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【2010/10/20 07:49 】 | 音楽関連 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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