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【2025/05/15 04:37 】 |
微妙なトロン
数年前かな? アイディアプロセッサとして期待して
TRON OSである超漢字を試したら
まるで使い物にならなかった

映画『交渉人 真下正義』で犯人から電話が入ると
通話に登場するキーワードからリンクが伸びて
いろんな情報がウィンドウに表示される画面が出て
ある種これに近いことがOSレベルでできるのでは?
という期待があったのだな

アイディアプロセッサとしてはむしろ
FreeMindなどのマインドマップ・ツールが
きっと定番なんだろうけど、なんてんだろうな??

言語哲学をやっている人だったら鬼の首を取ったように言うかもしれないけど
思考は言語がなきゃできないのだとすれば
マインドマップの類はあくまで言語の簡略化でしかない??
ただ、おいら自身はマイケル・ポランニーの暗黙知って考え方が
とても気に入ってるんだけど
自分自身が物事を考えるときは結局言語で整理しないとうまくいかず
マインドマップは作ろうとしたもののうまくいかなかった
マインドマップ本によると知恵遅れ? 発育不良の子供でも
マインドマップなら知能開発すらできる! 見たいな雰囲気だったが
(あくまで雰囲気)
おいら自身にはまるで使いこなせなかったな

Wikiってんだっけ? 何か調べると
調べた事柄の解説にもいろいろわからない言葉があって
でもその言葉がクリッカブルになっていて
そこから別な情報に飛べる、というか

こういう発想の連鎖や、脱線といえば脱線なんだけど
わき道だからといって捨て置くには惜しいことって
いろいろあるわけですよ

なので、超漢字の実身/仮身構造を利用すれば
何か考えをまとめるために文書を書いていて
たまたまある言葉を入力していたら
「あ、これはこれでまた問題なんだよな」と思ったら
とりあえずその言葉から仮身を伸ばして
とりあえず中身は「後で書く」だったとしても
そういうことをしておけば、本来書くべきだったことを書き終えた後で
「そういえばこれも考えようと思ってたんだよな」的に
枝葉を伸ばしていけるかな?

なんて期待があったのだ

ところが、使ってみたら……
とにかく日本語入力がなじまない
キーの設定もさほど融通が利かない(設定項目が貧弱すぎ)
なので、変換精度以前に操作に馴染めなかったのだな

そんなわけで、単なる偏見というか
オカルト的言いがかりでしかないのだが
おいらの中では「トロン」とか「超○○」という言葉が
なんとなく縁起の悪いものになっている

他方、おいらが小学生のとき
周囲の連中が『スターウォーズ』で盛り上がっている中
おいらは一人『トロン』で盛り上がっていた
今見るとかなり雑な作りでいかにもレトロ・フューチャーの典型だが
衝撃的だったのを覚えている

プログラムのすべてがAIでもなければ
ゲームのための思考回路だってなかろうに
生命保険料を計算するプログラムがデイスク・バトルやら
ラクロス紛いのゲームで生死をかけるなんぞ
でたらめもいいところなのだが
それでも何か凄い話が、CGも駆使して表現されている
そんな気分だった
ところがその後技術も進歩し
『ターミネーター』や『マトリックス』も経験することで
ヴァーチャル・リアリティも機械(AI)vs.人間という設定も
ある意味行くところまで行ってしまった今
リメイクされた『トロン』に何が期待できるのか
むしろ、なぜリメイクされてしまったのか
リメイクしたってどうにもならないだろ?
むしろ、下手な続編は輝かしい『トロン』を汚さないか?

そういう不安も確かにあったものの
それでも『トロン』リメイクの話に
もう40にもなる親父は確かにワクワクしてしまった

で、行ってしまったのですよ、『トロン:レガシー』
「トロン」や「超○○」は縁起が悪くなっていたはずなのに

で、どうだったかって??

微妙

というか、むしろ、よく分からない

初めのうちは面白かったんですよ
元々の『トロン』の設定では
ケヴィン・フリンが作ったゲーム「スペース・パラノイア」を
盗んで自分の作ったゲームとして発表して
まんまと会社の社長にまでのし上がったデリンジャーという
敵役がいる訳ですが(『トロン』はフリンが社長になる話)
『トロン:レガシー』ではそのデリンジャーになんと息子がいて
その息子が会社の開発部門か何かの担当者らしい

会議の席、そのデリンジャーの息子の向かいの席(だよな)には
プログラム「トロン」のユーザー、アランが座っていた
ITには決して詳しくはなさそうだけど経営にはうるさいって感じの人が
もっとも偉そうにして会議室で喋ってるんだが
まるでWindows VistaをPRするかのように架空のOS「エンコムOS12」を
まさに売り出そうとしていた
するとアランが発言
「結構値が張るソフト、売りは何だ?」
経営にうるさい奴は「『12』って数字」
デリンジャーの息子は「無料供給するフリンの時代は終わった」

むむむ???

これは、オープンソースvs.プロプライエタリの対立を下敷きに
なんかとんでもない展開になるのか??
しかも、プロプライエタリの側にはデリンジャーの息子がいる
親子二代に渡る因縁の対立とソフトウェアのあり方まで巻き込むことで
GNU vs. Windows の代理戦争でも始まるのか??
となると、まさかMCPの亡霊がサークの跡を継いだ
デリンジャーの息子のプログラムとともに
自由なIT世界の脅威になるとか??

……などと、期待してしまったのが大きな間違い
ぜんぜん違う展開を見せる
そのうち

「デジタルDNA」

なんて言葉も出てきて、適当に「デジタル」を接頭辞にすれば
なんとなく未来的な雰囲気、って、あまりにレトロ・フューチャー的安易さ
3D、だからどうした?
中身は何なんだ??
ケヴィンが「禅」だの「無」だのというのは
創価学会とディズニーの結びつき故か??
コンピューターの中の世界が「グリッド」と呼ばれるのはかまわないけど
グリッド(格子)って感じじゃないぞ
ライト・サイクルもなだらかに曲がってるじゃないか

結局何の話だったんだ??

おいらがついていけてないだけでホントはものすごい話なのか??

ついていけなかったので、なんか微妙です
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【2010/12/20 17:43 】 | 雑談 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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